アップサイドダウン 恋愛の障害は重力?住む世界が異なる2人の物語

しばらくレンタルした映画の感想ばかりだったので、久々に過去に見た映画の感想でも。

そう思ってそれにしようか考えて浮かんだのがコレ。

 

普段なかなか見ることのない恋愛もの。

でもこれは予告を見てすぐに見たくなってレンタルした映画です。

(たしか1年くらい前のものかな)

 

さて、予告から何に興味を持ったかというと、ストーリーもですがそれより世界観。

折角なのでその予告でも見てみてください。

 


映画『アップサイドダウン 重力の恋人』予告編 - YouTube

 

どうでしょう、自分はこの「2重引力」という言葉に心惹かれました。

それから、こんな世界で愛する2人がハッピーエンドを迎えられるのか。

この特殊な恋愛、どうなるか興味が湧きませんか?

 

 

 

 あらすじ。

富裕層が暮らす上の惑星と貧困層が暮らす下の惑星、それぞれが引力を持っている双子惑星が舞台となる。

つまり、上の人は上の重力、下の人は下の重力に縛られて生きるため、逆側で生活はできず、交流も禁止されていた。

 

そんな世界で偶然出会う下の世界の少年アダムと上の世界の少女エデン。

2人はそれから何度も会い、愛し合うように。

 

でもある日、上の警備隊に見つかり、急いで逃げるが間に合わず、エデンは怪我をする。(予告にある地面に地面に叩きつけられる場面)

 

それから2人は会うことなく、10年が経つ。

ある日アダムが見たいたテレビ番組にエデンが現れる。

無事かどうかもわからなかったアダムは喜び、なんとか会いたいと考える。

 

そして彼は、エデンに会うための行動を開始する。

 

 

ちょっと恋愛映画に疎いので、魅力をうまく伝えられるか不安ですが、思ったこととか適当にまとめます。

 

今回のあらすじは2人が出会うきっかけとなったあるものについて説明しておりません。

でもこれが物語のキーアイテムです。

本当に最初から最後まで、いろんな意味で。

まぁ、少し無理矢理感もありますが、うまくまとめたなぁと感心しました。

 

この2人の恋の障害は

1、生まれた惑星の重力の中で生きる

2、別の惑星のものを持ち込むとそれは燃えてしまう

3、記憶喪失

この3つです。

 

3はこの先に分かることですが、エデンは怪我のせいで記憶を失っており、アダムのことを覚えていません。

そんな中、アダムは頑張って上の世界へ行き、彼女に再開しますが、当然「誰?」って反応をされます。

 

それにもめげずに、殺さるかもしれない世界へ向かうアダムは、イマイチ計画性に乏しく、上の世界へ行っても行き当たりばったりな行動をしている感じでやきもきします。

 

どんな感じの計画かというと、この2つの惑星を結ぶ建物があり、そこで仕事をする。そして、向こうの物質(金属)を手に入れて重りとして使い、逆さまになって上の世界へ侵入する。

なんとなくわかると思いますが、宙吊り状態でエデンに会いにいくわけです。

しかも結構な長い時間。

この辺を見て「この主人公大丈夫か?」と不安に思ってしまいましたが、ストーリーはいい方向に進んでいきます。アクシデントもありますがね。

トイレシーンはちょっと笑いました、当然の結果ですから。

 

まぁ、さっき書いたあたりを気になる人はこの映画を楽しめないかもしれません。

あの計画性のなさもアダムの人柄で、そのおかげでエデンに会えたと思えば、普通にラブストーリーでしょう、きっと。

 

自分がこの映画の好きなところは、この世界感と、これがラブストーリーだったこと。

見終わったあとに嫁さんと話をしていて出てきた答えです。

 

この映画、こんな珍しい世界を舞台にしているので、アクション映画とか別の方向性に恋愛要素がある、なんて感じにもできた。

でもそこをラブストーリーだけでこの世界とストーリーを盛り上げたのはすごい。

これに気がついたときにこの映画のことがさらに好きになりました。

こんな感じの映画、もっと増えたらいいのに。

 

日本の恋愛映画は漫画を実写するくらいしかできないから、魅力無いんだよ。

日本映画界に魅力的な内容の恋愛映画提供を求む。

 

 

ではまた。しーゆー!