100FEET 逃げ出せるけど逃げない覚悟

2008年公開のホラー映画。

ホラー映画としては珍しく、行動範囲が制限されるといった設定があり、その辺りに興味を持ってレンタル。

 

でも正直なところ、中途半端。

ストーリー、設定等のすべてが中途半端。

偉そうなことは言えないけど、もう少しなんとか出来なかったのか。

いいところもあったけど、微妙な映画だった。

 

 

あらすじ

夫からDVを受けていて、身の危険を感じて正当防衛で夫を殺してしまったマーイ。

この結果、彼女は刑務所で服役していたが、ある条件のもと、仮釈放され自宅で生活することを許される。

それは自宅から出ないこと。

発信機を足に付けられ、センサーを家の真ん中に置く。

そうすることで、センサーから半径30m(100Feet)以上離れると警報が鳴り、一定時間過ぎると警察が駆けつけて再度刑務所に入れられてしまう。

 

マーイを送ってきた警官は旦那の同僚で相棒。

相棒を殺された恨みでマーイに執着する警官を追い出し、彼女は埃だらけの家の掃除や電気の復旧などを始める。

 

しかし、戻ってきた自宅では不可解なことが起こり出す。

夫を殺してしまった際に壁に付いた血痕は、ペンキで塗りつぶしても元に戻る。

食器などが急に飛び出して散乱するなど。

 

マーイはこれらの事象を夫の幽霊が引き起こしているということに気付き、その驚異と立ち向かうことを決意する。

 

 

感想

行動範囲30mという設定の中で、どんな物語が進むのかという期待があったわけだけど、正直期待外れ。

 

戻ったら家は幽霊屋敷となっていた⇒でも自分は外に出られない⇒じゃあ幽霊撃退しよう。

こんな流れなら、普通に幽霊屋敷に閉じ込められたでも良かった気がする。

だって、別に出ていけるんだもん。

刑務所に戻されるけど、その場から逃げられるんだから、それでもいいわけで。

彼女が望んで意地になって自宅で耐えているだけ。

 

そう考えると、ちょっと恐怖感が薄れてしまう。

 

それと、最後の方には幽霊はその姿をマーイ以外にもさらけ出し、襲いかかる。

つまり彼女に恨みがあって彼女だけを襲うわけでもなく、ただの悪霊となる。

その辺りもこの家に閉じ込められた?マーイの話ではなくなってしまい、設定の微妙さに拍車をかける。

 

 

マーイのプライド?

家の玄関は30mのギリギリ範囲外で、ドアの前に立つと警報が鳴る。

その音を他人に聞かれたくないのか、彼女は範囲ギリギリのところに足を置き、精一杯前に手を伸ばした体勢で玄関を開ける。

他人から見ると「なにやってんの?」って見られだろう。

 

でもその気遣い(見栄?)も分かる気がする。

ハロウィンの時、仮装してお菓子を用意していても子供は自分の家を避ける。

家の前まで来た子が別の子に耳打ちされてその場を去るのを目の当たりにするのだ。

ほかにも服役前は仲が良かった隣人が挨拶をしても無視をされたり、夫の相棒だった警官がずっと家の前で見張っていたり。(サボりか!ってツッコミ入れてもよさそう)

 

こんなことがあれば、周囲の目も気になる。

これらのシーンは前半に集中しているが、彼女の孤独さをうまく表現している。

犯罪者というレッテル、偏見は厳しいものだと感じさせられた。

 

 

伏線?意味ありげでなんともない話

途中でマーイは夫の隠していた大金を発見する。

この大金をどう処分するか考えた結果、教会に寄付することにするのだが、お金を受け取りに来てもらった神父に自宅のお祓いを頼むも「私には無理」と断られる。

 

この大金を使った話はそれだけ。

出処がどうとか、そんなの一切関係ない。

ただ神父を呼ぶ口実として大金が発見される。

 

神父を登場させたいなら電話なりなんなりで呼び寄せることも可能ではないか?

その神父には無理でも、もっとすごい人を読んで素人のマーイじゃなくてプロと悪霊の戦いにも発展できたかもしれない。それが面白いかどうかは別として。

 

そんな感じのちょっと使い道のわからない話が随所にちりばめられている。

ちょっと大げさに言ったかもしれない。

 

でも、そのシーン、ホントに必要?って思ってしまうところがチラホラ見受けられる。

 

やっぱり最初から作りが甘かったのか?

ラストも正直「何それ?」って感じのどこを狙ったかわからない展開だったし。

あんなので良かったのか疑問。

 

 

 

では、本日はこの辺で。しーゆー!

 

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