アナベル 死霊館の人形 人形のお話・・・だよね??
よくある呪われた人形のお話。
そして最近では当たり前のようについてくる一言『実話』。
確かに実物があり、今でもお祓いをして保管されているらしい。
でもこういった話の映画はかなりの数があり、もう十分作られたという印象があり、特に見たいとも思わなかった。
でも珍しく嫁さんがこの手の映画だけど観てみたいと言い出したので見てみることに。
人形がきらいなのに、どうしたことか?
まぁ、とりあえずあらすじでも。
あらすじ
冒頭は人形が古来よりどう扱われてきたかを説明し、その後ある女性の所有する人形が不可解な現象を起こす、という相談をしている。
そして場面はその1年前に。
サンタモニカで暮らす研修医のジョンと妊娠中のミア。
ちょっとした喧嘩をして、妻のご機嫌を取るために内緒で購入したアンティーク人形をプレゼントする。
ミアは人形収集が趣味で、この人形をとても気にいって、部屋に飾る。
その夜、隣の夫婦が自身の娘とその恋人に殺害される。
後にわかるが、この2人はカルト教団に入り、自分の両親を殺す必要があった。
ちょうどその時、目を覚まして隣の様子がおかしいことに気がついたミアはジョンを起こし、彼が隣の家の様子を見に行く。
ジョンから警察を呼ぶように言われて急いで家に戻る。
通報中に犯人がミアたちの家にも侵入し、襲いかかる。
そこにジョンが駆けつけ、ミアを逃がそうとするがミアはお腹を刺されるが、警官が駆けつけ男を射殺、女の方は人形が飾ってある部屋に立てこもる。
警官がドアを蹴破ると、女はジョンがプレゼントした人形を抱えながら首を切り自殺していた。
この事件で精神的にショックを受けたミア。
病院で検査を受け、お腹の子供も問題ないことを確認し退院する。
家に戻ると、ジョンが丁寧に掃除をしてくれてあり、綺麗になっていた。
でもミアは女が抱えていた人形は気味が悪いといってジョンに処分を頼む。
あの事件を忘れるためだということでジョンは次の日にゴミ捨て場へ持っていく。
自宅療養をしている彼女の周辺で奇妙なことが起こりだす。
ミシンが勝手に動いたり、何度もテレビが故障して、最後にはボヤ騒ぎ。
ジョンが病院に駆けつけるとミアはベットで寝ている。
しかしお腹が小さくなっている。
後ろを見ると看護婦に抱かれた赤ん坊が。
レアと名付けられた女の子をみて喜ぶジョン。
でもミアの顔は暗い。
立て続けに事件が起こったあの家に戻りたくないのだ。
ジョンもそれを理解し、引越しをすることに。
今まで住んでいた家を出て、別の地で新たな生活を始める3人。
まだ引越しの荷物整理の最中でジョンが子供部屋に最後の箱を持ってくる。
ミアが中を覗くと、奥から捨てたはずのあの人形が出てきて・・・
半分くらいかな。
このあとはミアがどんどん追い詰められていく。
この映画の見所
正直、よくわからない。
この映画のガッカリ
ホラー映画だけど、怖いシーンが少ない。
雰囲気が足りないのだろうか、日常シーンで色々起きていて、そこで恐怖を感じさせようとしているのかもしれないが、個人的には『日常のハプニング』程度の感覚。
確かに、隣の家で殺人が起きて、その犯人が自分の家に押し込むとかは怖いけど、これはホラーじゃない。
じゃあメインの人形はどうかというと、これがいつの間にか移動していることはあっても、動くことがない。(ほとんど)
一応、人形を押している映画なのであるなら、もう少し人形の顔が怖いとかいう作りで恐怖を与えるのではなく、人形を使った演出で恐怖を与えて欲しい。
この映画の感想
ここが良かった、というのが特にない。
そもそもこれは『死霊館』という映画のスピンオフ。
この『死霊館』の話は、冒頭の人形について相談を受けたウォーレン夫婦が主人公のお話。
こちらを見ていなくても、『アナベル』を楽しむのに全然問題ないらしい。
時系列的にも『アナベル』で『死霊館』につながるわけだし。
ちなみに、死霊館はかなり好評だったらしく、続編の話も出ているらしい。
なので、この本編となる『死霊館』を楽しむために、この『アナベル』を見てみるのはいいことだと思う。
まぁ、見なくてもいいと思うけど。
最後の最後で助けてくれた人の扱いはちょっと酷い。
悲しみを打ち消す喜びがあるのはわかるが、あの扱いはちょっと無い。
あと、本物の人形はあんなに怖い造形ではなく、どっちかって言うとぬいぐるみ。
可愛らしい感じなので、あんなのが呪いを振りまくなんて考えると、確かに怖い。
気になったら探してみるといい。
では、本日はこの辺で。しーゆー!