アウトポスト37 安定のTSUTAYAだけ!
まぁ、タイトルのまんま。
TSUTAYAだけって映画は今までの経験上どれも微妙。
それでもこの映画、いつも行くTSUTAYAで20本以上あって自分が借りたときは残り1本だった。それに驚いたし、逆に試しに見てみるかって気になった。
「きっとコイツ、俺に借りてもらうために残っていたんだな」って思うじゃない。思わない?
でもこの映画、もっと面白く出来たんじゃないかって思う。
ちなみにこの映画は『宇宙人侵略物』ではないよ。
それを期待すると痛い目見るよ、注意。
あらすじ
2021年、突如として宇宙からエイリアンの侵略。
各国はこの侵略に対抗すべく、『USDF(確か地球防衛軍)』を設立。
各国が1つとなってこのエイリアン『ヘヴィー』と戦うことになる。
そして1年後。
最初は劣勢だった人類も、対ヘヴィー兵器の開発等により巻き返し、ヘヴィーの母艦を撤退させる。
だが、母艦においていかれたヘヴィーが地球上にはたくさんいる為、USDFは残党狩りを進めている。
以上、ここまで前置き。
ここで、兵隊3名と取材目的でカメラクルー2名がヘリに乗ってoutpost37という基地へ向かう。
なぜか途中で下ろされ、たまたま通りかかった装甲車をヒッチハイク。
しかしそれも途中で下ろされ、結局徒歩で移動。
なんとか基地に到着。
しかし、基地の様子がおかしい。
中から銃の音も聞こえる。
緊張しながら突っ込む兵士たち。
手荒い歓迎を受けた兵隊3名とクルー2名。
この基地は残党が多く、戦闘はほぼ毎日行われる危険な場所らしい。
配属されている兵士は10人程度。
兵隊3名はヘヴィー殲滅のため、クルー2名は取材を続けるためにこの基地でも生活が始まる。
申し訳ない、せいぜい開始から30分くらいの内容しか書けない。
というのも、このあとは兵士たちのくだらない日常、どうでもいいインタビューがメインで、ちょっと付け足した戦闘とイベントがあるだけ。
このあとに起こる戦闘では、いきなり人間との銃撃戦。
一応、こうなった背景があって筋は通っているが、敵は物陰に隠れている様子はない。
さらに、兵隊が打ちまくっているシーンしかなく敵に攻められている感じもないため、戦闘という感覚がしない。(全体的に)
敵はエイリアンという内容のはずなのに最初の戦いで出てくるのが人間なのは正直どうかと。
エイリアンの登場がちょっと遅いよ。
あと、この映画を見る人は大概「宇宙人の侵略」をイメージしているはず。
でもその部分は開始5分も経たずに終わる、前置きで。
見たいストーリーが前置きでまとめられ、見たいエイリアンは後半まで出番なし&出現数少ないというまさに残念な仕様となっている。
でもなんで侵略してきたところで映画を作らなかったのか。
明らかに次の戦いが起こりそうな流れにしてあるので、それならば
侵略戦争(前置き)→殲滅戦(映画)→第2次侵略戦争(後日)
この中で侵略戦争の方がよほど面白そうである。
そうできなかったのは大人(お金)の事情かな、とも考えるが、それならそれで低予算なりの規模で練り直したほうが面白かったのではと思う。
CGとかはしっかりしていて、エイリアンやパッケージのモニュメントっぽい物はしっかり表現されていたのは、まぁまぁかな。
褒めるところはそれくらいか?
でもホントにもう少し面白くなった気がする。
「じゃあどうすればいいんだよ!」って聞かれても答えられないけど。
自分はこういったちょっと残念な映画も、嫁さんや会社の人間と感想で笑えるので見ること自体は嫌いではない。
それにこれはツッコミを入れながら見る映画だと思えばそれで楽しめる。
世に出る映画すべてが大作、傑作ではないのだから。
では、本日はこの辺で。しーゆー!