オーロラの彼方へ なかなか見ない方向性の映画

この映画、タイトルだけ見るとファンタジーな感じがするけれど、サスペンスとかアクションの要素が強め。

この先どうなるんだろうってドキドキしながら見てしまうだろう。

 

ちなみに、うちの嫁さんが大好きな映画。

見たきっかけも嫁さんの紹介から。とても面白かったので、多くの人に見てもらいたい。

 

 

あらすじ

1969年、太陽フレアが活性化した影響でオーロラが発生し、ニュースで報じられた。

 

同じ年に、倉庫火災で父フランク(消防士)を亡くしたジョン。

30年後警官として働く彼は、押入れからフランクが使っていた無線機を見つける。

そしてこの日、夜空に30年前と同じオーロラが現れ、無線機に交信が入る。

 

未だにこんなものを使っている人間がいるなんて、そう思いながら会話をすると、どうもおかしい。

昔のメジャーリーグの結果を知らないのだ。

その日は不審に思いながらも会話をやめる。

 

次の日もまた交信をしていると、更新している男が自分の父フランクであることが判明する。

戸惑うジョンだが、自分が息子であること、フランクが未来と交信していることを説明するが、変質者扱いされてしまう。

その会話の中でジョンはフランクが火災で殉職する2日前であることを知り、「倉庫の火災では直感を信じるな、別の道を進めば助かる」と伝えると、通信が切れる。

 

そしてフランクの事故当日、メジャーリーグの結果が、ジョンの言ったとおりになったことで、フランクはジョンの言葉を思い出す。

そこに火災の通報が入り、ジョンの言った通りの状況の現場に到着する。

彼は取り残された女性の救出に向かい、最後にはジョンに言われたとおり直感と別のルートを選び、生還する。

 

その瞬間、ジョンの中に新たな父との記憶が流れ込み、歴史が変わる。

周りの人間はフランクは『30年前の火災による殉死』から『10年前の肺がん』というものに変わる。

この2つの記憶が残っていたのはジョンだけで、歴史が変わったのがわかるのは彼だけだった。

 

この日の夜、フランクはジョンの存在を信じ、父と息子として語り合う。

楽しい会話の後、彼は自分の行動が与えた影響を痛感する。

 

この時起こった変化を軽くまとめると

・父の生還

・母の死(殺害される)

・連続殺人の被害者の増加(母もその1人)

・喧嘩別れした恋人が自分のことを知らない

・親友との関係

 

父親が生還したことで歴史が変わり、ジョンのまわりが大きく変わってしまう。

この中でジョンは、フランクを説得して母親を助けようとする。

 

 

これでだいたい半分。

自分が『見ない方向性』というのは、「過去を変えて家族を助ける」というところ。

よく見るのは『過去が変わったら現代が大きく変わる、それは避けなければならない!』っていうのが当たり前になっている。

でもこの映画はジョンが必死に父を助け、母を助けようとする。

そしてその結果、ジョンの周りに大きな影響を与えていくところもしっかり表現され、そこから物語が更に発展する。

 

単純にジョンがおバカさんなのかもしれないけど、この流れは新鮮で楽しめた。

そしてジョンの考えなしの行動の結果、この映画の内容をさらに面白くしていくわけなので、文句はない。

 

ほかにも書きたいけど、これは見て楽しんでもらいたいから感想少なめだけどここらでまとめる。

弟が魔法の言葉を受けてどうなったとか、なぜ連続殺人の被害が広まったとか、小ネタからメインの話まで色々好きなところがある。

興味を持ったら見てほしい。

最後に言いたいのは、親父かっこいい!

 

 

 

では、本日はこの辺で。しーゆー!