D.P この意味が分かるとき、自分たちが何者なのかを知る
正直、この映画を今見る人がいないのではないか。
自分でそう考えてしまっているけど、今でも続編を期待する映画なので、今回紹介してみる。
(続編を期待するのはラストが尻切れトンボだったことから、単純に続きが見たいのが主な理由だけど)
簡単に説明する。
これは邦画で、10年程前のもの。
あとはあらすじを見て。
あらすじ
朝もやに包まれた森の中、目を覚ます主人公。
ここがどこか、自分が何者なのか覚えていない状態で困惑する。
同じような状態の男女があと6人。
そんな彼らのもとに、黒いフード付きのコートを来た大柄の男が現れ、いきなり襲いかかってくる。
抵抗する手段もなく、逃げ回っていると、一人が倒れる。
男にやられたわけでもないのに倒れた彼は、何かにぶつかっていた。
そこには透明の壁が有り、先に進めない。
急に追跡者が消える。
周りを見ると、日が落ち出していた。
どうやら日が暮れるといなくなるらしい、とりあえず周囲を警戒しつつ、焚き火を起こして野宿する。
朝起きてみると、不思議な事が起こる。
焚き火の周りで寝ていたはずなのに、焚き火のあとが透明の壁の向こう側に移動している。
どうやら壁自体が移動し、行動範囲を小さくしているという結論に。
時間が経つと逃げ場がどんどんなくなる。
でも対抗する手段がない。
そうこうしているうちに、また追跡者が現れる。
ちょっと省いたのもあるけど、こんな感じ。
透明な壁は、下は地中深くまで壁があり、上は空の彼方まで。
横方向もどこまでか把握できない。
これは最近話題になったアメリカのドラマ『アンダー・ザ・ドーム』の設定に似ている。このドラマを見たときにこの映画のことを思い出した。
この7名の共通点、記憶がないことともう1つ、首元にD.Pの文字があること。
この文字が全てで、この意味が分かると全て理解できる。
記憶が戻るわけではないけど。
当然、追跡者に追われて命を落とす人がいるけど、この場で死んだ人間がどうなるのかもラストでわかる。
一通り謎が判明して終わる分、視聴者に丸投げするスタイルで進む映画に比べればとても好印象な映画。
見所というか、盛り上がるのはやはり追跡者との戦闘シーン。
武器もないのに?と思うかもしれないけど、とある条件をクリアすると武器が手に入る。
個人的に好きなのは戦っているところよりも、追撃者の使い武器。
最初はナイフとかだけど最終的には拳銃や〇〇〇にグレードアップしていく。
最後の武器召喚は予想外で面白かった。
残念な点。
最初に書いたけど、ラストは尻切れトンボ。
わかりやすく言うと、俺たちの戦いはこれからだ!ってかんじ。
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない終わり方は頂けない。
上映時間は75分程と短いので、もう少しラストの内容を追加できたハズ。
あともう1つ、全体的に演技が雑、下手。
もう少し臨場感とかほしい。
シビアに見てしまうとガッカリ感が大きくなる。
もし見る機会があれば、とりあえず見ても後悔はしないんじゃないかな。
まぁ、10年も前の映画、見る人いないかな。
では、本日はここまで。しーゆー!