TSUTAYAで見かけたこの映画。
内容がストライク過ぎて直ぐに借りてみました。
どうやらタイの映画らしいです。
初めて見る気がする、タイ映画。
ゲームをクリアして賞金GETだぜ!って内容ですが、ホラー映画です。
あらすじ
何かのパーティー会場。
集まった人達の前でスピーチを始める男。
でも様子がおかしい。
話す内容もとても笑えたものではない、ジョークとも言えない内容を話し、周りはざわめく。
近くにいた女性が心配して声をかけると、彼は一言「ごめんよ」と言って彼女の指をナイフで切り落とす。
会場がパニックになる中、男は会場を出ようとするが警備員に止められる。
そして携帯が鳴ったので内ポケットから出そうとしたところを、拳銃を出すのと勘違いされて射殺される。
主人公エリオットは、妊娠した婚約者がいるサラリーマン。
そんな彼がある日、上司に呼ばれていくとクビを宣告される。
職を失った彼には、毎月高額な医療費が必要な弟(アルバイト)に介護の必要な父(無職)がいる。
そして結婚し、妻と赤ん坊も養う。
これらをほぼ全てエリオットが面倒をみることになる。
先の生活について悩んでいるところに、知らない番号から電話ががかかる。
相手はクイズ番組の司会者みたいな軽い口調でこう話す。
「おめでとう、あなたはゲームの挑戦権を手に入れたよ」と。
いたずらか何かだと思って切ろうとすると、試しに1つ目のゲームをしようと言う。
目の前にいるハエを潰したら賞金1000ドル、疑いながらも、エリオットはハエを潰す。
すると本当にお金がもらえたらしく、すぐさま電話が鳴る。
次の挑戦は、先ほど潰したハエを食べる。
彼は少し戸惑うが、実行する。
そして、賞金3600ドルを手にする。
そしてまた電話が。
このゲームは13個のお題をクリアすると億万長者になれる。
でも途中でやめると賞金は没収。
今2つクリアしたからあと11回で億万長者だ。
チャレンジしてお金持ちになろう。
こんな内容を言われるエリオットだが、当然不信感が拭えない。
なぜ自分なのか尋ねると、相手はエリオットの家族の内情から借金の学まで把握していて、エリオットのような不幸(金に困った人)を選んでいるらしい。
確かに彼はお金に困っている。
不信感があってもこんな話に乗らずにはいられない。
こうして彼は、得体の知れないゲームに参加する。
大体こんな感じ。
攻略不可能ではないけど高額賞金を餌に難題を出してくる辺りがなんかカイジっぽいと思ったのは自分だけではないハズ。
このあとは皆さま予想通り、彼は大変な目にあいます。
物を壊すだけならまだマシ。
人を傷つけ、警察に追われる。
そんな中で彼の心境、行動に変化が現れます。
どっちかというと優しくて小心者の彼が、最初は罪悪感を感じて苦しんでいたのが、あるタイミングでゲームをクリアすることに快感を覚えます。
行き着くところまで行ってゲームに執着するしかなくなったのかもしれない。
でも人間、こういった部分があるのはよくわかる。
この作品、ラストがとんでもないことになるのでは、と思っていたけど、結構救いがあった。
いや、エリオットも大変な思いをするし、衝撃の事実もあるし。
それでも、最後は救われていた。
幸せになってほしいなぁ、ホントに。
もう少し見所があるのですが、ネタバレに繋がっていくのでここらで終わりにします。
でも彼は、嫌な見方をすればこのゲームに参加して結果的には得をしたことになる。
エリオットは望んでいないだろうけど。
では、この辺で。しーゆー!